コース:聖平~聖岳~聖平(前聖岳)~薊(あざみ)畑~西沢渡~便ヶ島(所要時間8時間)
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夜中中雨がテントを打つ音がしていた。前日に聖岳アタック用に40Lのザックに必要最低限の物だけつめて準備をし、早朝3時半に出発しようと計画していた。でも寝袋の中で強い雨の音を聞いていたら『こりゃダメだ』と諦め再び寝入る。外で登山者の『雨上がったね』というのが聞こえて時計を見たら4時半。よしまだ間に合う、と決断して二人を起こし急いで着替えて5時にテン場を出発する。まだ薄暗い中ヘッデンをつけてハイピッチでぐいぐい標高を上げていく。約800m弱の標高を登らなければならない。マップのコースタイムは3時間。とちゅうで雨が降ってきて雨具をきたが、しならくしたら止んできたし視界も開けてきていい天気になりそうな気配。
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2700mあたりからは東に富士山が見えました。ほんとに何年かぶりに拝む富士山。やっぱり日本の象徴たるりっぱな山です。レジェンドkさんはかなり遅れを取っているが、それでもいつもよりピッチをあげて登ってくる。2800mあたりで富山の山岳会のおっちゃん達を抜いて先行する登山者は見当たらない。結局koタロウと一時間半で聖岳(前聖岳3013m)に登頂。koタロウは3000mの山は初めてだし360度のパノラマに新鮮に感動しているよう。10分後富山のおっちゃん達、20分後にレジェンドkさんがさんちょうに姿を現す。恐るべしおやじ達です。という自分もおっちゃん達と見た目は同じぐらいの歳だけど。記念撮影や景色を撮って早々に下山です。ザレて滑りやすいので下りの時間は余り短縮できません。それでも駆けるようにグイグイ下がっていく。8時過ぎテン場到着です。
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撤収と朝食をせっせと済ませ9時に聖平を出発です。今日は青空ピーカンで暑いです。出際にレジェンドkさんの腹の調子がまたもや悪くなる。御嶽百草丸を10粒ほど飲ませて再び歩き出すがしばらくしてまたもや腹具合がおかしくなる。数回草むらに駆け込むレジェンドkさん。もう一度百草丸を飲ませてしばらく休んだら元気が出てきたので歩き出します。慣れない縦走とハードな歩きに疲れが出ているのでしょう。薊畑からはきつーい下りです。実際かなりきつい下りで自分は最後のほうは心の中で泣き叫んでました。逆にこんなきつい登りですがおばあさんに近い年齢のガイドツアーパーティー15人ぐらいと行き交いました。下手すると滑落しそうな崖が何箇所もあります。
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疲れで集中力が欠けてきた頃沢の音が下のほうから聞こえてきて、この細尾根の両側を流れる東沢と西沢が出会う西沢渡にやっとの思いで到達。もうザックをかなぐり捨てて水浴びです。ああ!生き返ったあ。もうここまで来れば後は40分程林道を歩いて便ヶ島の駐車場です。
若いkoタロウはまだ余裕の様子だが、初アルプス縦走は彼にとって新鮮な体験でかつ病みつきになりそうな様子でした。高齢ながら頑張って我々に迷惑を掛けまいと頑張って歩いたレジェンドkさんお疲れ様でした。夏の山旅。30年経ってもやっぱりいいもんです。

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