2006年4月アーカイブ
またもや余計な雪が前日降った。この時期のお楽しみであるザラ目雪がなかなか与えてもらえない。笹ヶ峰の林道の除雪がどのへんまで進んでいるかわからなかったが、とりあえず火打山方面へ上がろうということで、すでにノーマルタイヤに変えてしまった自分はnamyさんの車に便乗。やはり林道の途中からは路上に雪がありました。本日高谷池ヒュッテオープンと毎年恒例のトイレ掘り出し作業があるため、すでに数多くの車が駐車されていると思いきや、5,6台だった(山から下りた夕方には20台以上あったが)。道路の除雪は登山道入り口1km手前ぐらいまでで、林道を20分ほど歩いたのち火打山方面へすでに先行者がつけたトレースを素直にたどる。黒沢から先は残雪の多い年は普通そのまま沢をつめるが、先行者のトレースは夏道の十二曲がりをとっていた。狭い沢での新雪雪崩のリスクを考え我々も十二曲がりへと。夏同様ここがきつい。富士見平まで汗を滴らせながら喘ぎ喘ぎ上る。3週間ぶりの山なのでかなり身体がなまっている。他のメンバーも久々だったり、寝不足だったり、二日酔いだったりでいつもの覇気がない。富士見平で休憩しながらこの先のルートを協議。目の前の黒沢岳の東斜面を滑ってそこから三田原山に上り返し、涸沢経由で笹ヶ峰に滑り降りることに決定する。黒沢岳に上がるとまだまだりっぱな雪庇が崩落せず残っていた。茶臼山とのコルあたりからドロップ。距離は短いがフラットな快適なバーン。雪質も悪くない。さてさてまたもや最後の三田原への上り返し。皆な疲れてきたせいか口数が少なくなってきた。一時間強でピーク到着。ここも相変わらず雪庇がすごくまるでどでかい牛タンのようだ。シーズン中と違って全く人気のない三田原はなにげに寂しい。時間も3時を過ぎて冷たい風がよぎる。滑り出しは涸沢の沢筋西側の斜面を滑り降りることに。自分にとってここは何度も滑っているルート。いつもなら30分後には何事もなく笹ヶ峰の林道にたどりついているだろう。でもこの日の自分はいつもと違っていた。気の緩みと慣れという油断があったに違いない。ドロップして間もなくスピードにのったまま木に激突する事故を起こしてしまう。身体が横になった状態のまま下半身を強打。激痛でその場にうずくまり声を発することも出来ない。状況を見ていたJから無線が入り、声をふりしぼってまずいことを伝える。「ああやってしまったあ。皆に心配かけるなあ」。申し訳なくて泣けてきそうだ。すぐに全員 が駆けつけてくれて患部を冷やす応急処置をほどこしてもらう。幸い骨は折れてないようだ。激痛に耐えながらも仲間に迷惑を掛けてしまって恐縮するもショック状態が出てなかなか声を発することが出来ない。
時間も4時と押し迫り標高差で900mをなんとか自力で下山しなければならない。立ち上がると左膝内側が痛い。おそらく靭帯を損傷したのだろうし、激しい打撲で上下の屈伸運動するのがかなり困難な状態。でもがましなければ帰れない。痛みに耐えながらほとんど斜滑降のぎこちない体勢で,転倒すればさらに膝を悪化しかねないので慎重にビビリながら下りる。標高が下がると雪質も重くなりスキーをとられながらもやっとの思いで林道に到着。この時はほんとに嬉しかった。でもこの後の車までの林道歩きも辛かった。
今回大事には至らなかったが仲間に多大な心配と迷惑を掛け、ツアーを台無しにしてしまった。気の緩みや油断があったのはまちがいない。雪山へ入るようになって10年が経つが今まで無事故できたのは運がよかっただけかもしれない。今回の事故を反省しつつ、改めて雪山へ入るリスクを理解して気持ちをリセットし直したいと考える。同行した仲間のみなさん、本当にすいませんでした。そしていろいろとありがとうございました。
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白馬から糸魚川への道すがら、ちょうどお昼時間。日本海を目の前にして美味しい海の幸をいただかない手はない。最初は能生にあるウミテラスのレストランでと思っていたが、観光目的のお客対象の食堂ではちょっと芸がないので、車を走らせながらローカルな人が薦めそうな食堂を探す。するとそれらしき店を発見!通り過ぎたのでしばらく走ってからUターン。食堂と棟続きの隣は小さな鮮魚店。こりゃ期待できそう。テーブルたったの四卓。のっけから刺身が喰いたかったのでテーブルのメニューも見ずに、壁に張っつけてある写真のサンプルメニューで「海鮮丼」を注文。他に客は二組だし、刺身なので調理時間もないので頼んでから五分でおやじさんが持ってくる。食らいつく、食らいつく。魚にはちょっとうるさい私だが、十分合格でした。うまかったあ~
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左上から:糸魚川の酒造元の雁木(雁木)・欅の梁・呉服商の町屋
左下から:江戸時代の着物・町屋風景のイラストが展示・欅の床材と骨董品 午前中白馬で仕事の所用を済ませ、そのまま長野経由で帰路につくのは芸がないので日本海周りで戻ることにする。以前から気になっていたことで、上越市の高田で江戸時代から続く町屋が一般に開放されているのだ。それも今月20日で終了ときている。今日を逃したらたぶん行けないだろう。糸魚川経由でそのまま上越を行くつもりでいたが、たまにはのんびりドライブしながらあちこち立ち寄るのもおもしろいかなと、ルート8号線に出る手前で糸魚川の商店街の小道に滑り込む。想像したとおり古い町並みが残っていた。車を路上に駐車してしばし町並みを少し歩く。ここには雪国の商店街で見られる雁木(がんぎ)が残されていた。それも立派な造りが。ここも歴史が未だに保存されているのだとほっとする。さて上越へと赴く。場所は事前に下調べをしていたので直ぐにわかった。旧高田町の仲町通り界隈に江戸時代末期に建築された町屋が行政の後押しによって保存されているようだ。まずは職人の家桶屋へ。大工もそうであるが意外に職人の家というものは自分の家はあまりかまわない。というよりそんな時間がないのだ。人から頼まれた仕事はきちんとやるが自分のことは後回しということがおおにしてある。この桶家も庶民の生活の臭いがあちこちに染み込んでいて、江戸時代の職人の生活水準は決して豊かではなかったのだろうと推測される。使用している柱や梁の材質といい大きさといい決してりっぱなものではない。はたやこの後見にいった呉服商の建物は柱や梁にすべて欅を使っていた。それもかなり太い。城下町だけあってかつてはお武家様の奥方が高価な着物をあつらえ繁盛したのでしょうね。江戸末期の北陸地方の城下町の商人は北前船のおかげで大分潤ったと本で読んだことがある。ここにも塩の道があるように当時は塩の商品価値は相当高いものだったようだ。そして北(蝦夷)からは昆布・さけ・にしんなどが北前船に積まれてきたそうな・・。歴史を感じる建造物・・庶民の家町屋が最近おもしろい。
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4月からファミリーが増えた。この歳で子供ができたわけでもなく、孫が生まれたわけでもない。それに娘はまだ高校生だし・・。AXEに新卒の新入社員がこの春やってきた。誰が見てもまちがいなく南国出身だろうと想像できる顔立ちで、まさしく黒糖焼酎が美味しい徳之島から全く別世界の雪国にやってきたのである。正しくは卒業した大学のある愛知県からではあるが。3月末に来た時はさすがに残雪の多さに驚き、4月になっても雪が降るのを目の当たりにしてさらにびっくり!こいて、徳之島じゃ1月に桜が咲いていまじゃ気温も20度を超えるというのに、こちらじゃまだまだストーブが手放せない。さすがに寒さに慣れるにはしばらく時間がかかるだろうな。だから「風邪ひくなよ」といつも注意している。
島国育ちのせいかはわからないが、今時珍しいほど朴とつな性格で礼儀正しい謙虚な子である。現場での仕事にもいいセンスを感じる。ふたまわり以上違う年齢。人を育てるというのはそう簡単なことではないと身にしみてわかっているつもりだが、同時に我が身に振り返って考えさせられることもあり、常に初心を忘れずおごらずが大事と再認識する。賃貸アパートなるものが存在しないこの町は、移住してきても住む家を探すのに苦労する。2週間程我が家に居候していたが、先日やっと空き家が見つかり人生初めての一人暮らしと、同時に町内のご近所とのお付き合いがスタートした。彼ならきっとうまくやっていけるだろう。頑張れ!若者。
余談ですが、自分は南の島に行ったことがありません。・・・・だからなに?
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雪おもっ!気温たっかあ!ああ、しんどい いつもの稜線の景色 雪山滑降人:マリコ・さとう・ニシ・太田さん・トム(信濃町テレマークスキークラブ)
クボちゃん(ソンドレ)・mackenji
4月に入っての新雪。嬉しいやら仕事のことを考えると迷惑やら、ちょっと複雑な気分。でもいい雪降ったら滑るべしがモットーなので、新雪はこれが最後と山へ出かける。今回は自分では全くといっていいほど経験のない、メンバー全員がテレマーカーというパーティー。弟をはじめ地元のテレクラブと先週もいっしょだった乗鞍でテレスクールをしているソンドレのクボちゃん達と、今季3度目となる黒姫山東尾根をめざす。他のメンバーはローカルなのにこの界隈はノートライのようで、これを機に黒姫のローカルスライダーに変身してくれればなあと思う。他にもう1パーティー。先々週黒姫に上がった時に出会った長野市から来られた北○さんと同行者二名。体格の良い猛者風で笑顔がとても素敵な人だ。
9時過ぎ休ゲレンデを登り始めるが、すでに気温は汗ばむほどに上がっている。当然の如く生コン状態のラッセルを強いられ、どんなにシールワックスを塗ってもシール全体に錘のようにべったり雪がついて鉄下駄を履いたかのように遅々と前進する。北○さんのパーティーと代わる代わるトップを交代し、4時間掛かりでやっと稜線に到着。往路を滑る北○さん達とはここで別れ、我々はドロップ地点へ移動してちょっと遅いランチタイム。この辺は60,70cmの冠雪。これがトップシーズンの頃なら考えただけでも顔がほころぶが、本日の重い深雪は修行に近いだろう。でもこの時期にありがちなコンディションなのでこういう悪雪も経験することが必要。ゆっくり休んだので、さて修練場へドロップ。さすがに皆悪戦苦闘しているが、スットプスノーではないので、板をあまり横向きにせず雪に逆らわないように板のトップを浮かせばなんとかなる。・・・と言いながら自分も派手に撃沈してるけど。標高が下がるブナ林あたりからストップスノーに変化するかと思いきや、そうでもなく斜度が弛んできた分快適に滑降できる。最後のオープンエリアをカービングで飛ばし、終点のスキー場につくまでいつもながら満足度の高いシチュエーションを与えてくれる東尾根に感謝です。初めてのみんなも「いがった!おもしろがった」と昇天ぎみのいい顔をしていたので、案内した自分もゲレンデシーズン最後のいい思い出になったとさ。
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クボちゃん一応沈んでます
